2013年6月01日
グリーグ:劇音楽「ペールギュント」第1組曲/第2組曲
指揮:ネーメ・ヤルヴィ
管弦楽:エーテボリ交響楽団
CD:ユニバーサルミュージック(ドイツ・グラモフォン) UCCG-5093
グリーグは、素朴の中に人間の自然と湧きあがる感情を巧みにとらえた名曲を数多く書き残しています。文豪イプセンの戯曲に付けた劇音楽からの2つの演奏会用組曲もその一つですね。奔放な若者ペール・ギュントが世界を放浪する中で繰り広げる冒険談なのですが、全部で23曲ある劇音楽から4曲ずつを2つの組曲にまとめたもの。特に、第1組曲の第1曲「朝」、第2曲「オーゼの死」、第2組曲の第4曲「ソルヴェイグの歌」などの心に沁みるようなメロディーは、一度聴いたら忘れることができなくなるでしょう。